【スピーチの効果的な練習方法について:02】 

【スピーチの効果的な練習方法について:02】                                                                                         

パンプキンで働き出して約10年になりますが、この間に自分が直接受け持った生徒さんの中で特にネイティブに近い発音、イントネーションで話す生徒さんを思い浮かべた時にある1人の生徒さんが印象に残っていました。現在パンプキン歴が11年になる中学二年生なのですが、何故海外経験もないこの生徒さんがこんなにもキレイな英語を話すのだろう?秘訣は何なのだろう?と長い間、疑問に思っていました。幼児期から英語に特化したような学校に通っていた訳でもなく、パンプキン以外に何か特別な事をやっている生徒さんでもありませんでしたのでなおさらです。そんなある時、習い事の話になった時に彼女が英語の他に、「民謡」や「演劇」も学んでいたという話を聞き「なるほど!」と思いました。きっと彼女は小さい頃から英語を話す時は意識的になのか、無意識なのかはわかりませんが、ネイティブに「なりきって」いたのだと思います。


もちろんなりきれば誰もが英語をそれらしく話せると言う事ではありません。しかし、小さい頃から正しい発音を聞いて学び、聞いた音を真似する事、それを活かし小さい頃から英語を「らしく」発話する事が習慣化されている生徒さん達のスピーチを聞いていると、海外経験がなくとも国内バイリンガルは十分目指す事ができると確信させてくれます。今回は、宮崎市代表として宮崎県弁論大会を勝ち抜き、高円宮杯(全国大会)に出場された大園明さんにインタビューさせて頂きました。

【パンプキンSC受賞者&高円宮杯(英語弁論全国大会)出場 大園明さん インタビュー】 

 
明さんですが素直に最初はトロフィーを勝ち取りたかったと話してくれました。小学校低学年の頃に3位をとった事で、目標に向かい努力を重ねる事で積み重ねた努力は報われる、そう感じる事ができた明さんは、以後もより大きなトロフィーを勝ち取るため、難しい内容をより自然な英語で披露するために努力を重ねたと話してくれました。毎回先生に褒められるのが嬉しくて、毎週先生からのアドバイスをすべて完璧にして、次週臨む事を心掛けていたそうです。年末年始に親戚一同で集まる際に、人前で自信を持ってスピーチをする練習を兼ね、覚えたスピーチを披露する事がいい練習になっていたとも話してくれました。


また元々家で人形遊びをする時等もなりきって遊ぶ事が好きで、英語の歌等も小さい頃から歌っていたそうです。一番初めにインタビューをさせて頂いた彩夏さんもテイラースウィフトを歌う事で、自然なイントネーションを体得したと語ってくれていましたし、当校のスタッフだった岩澤きらら先生や現在働いてくれているスタッフの飯干彩も宮崎生まれ・宮崎育ちですが自然なイントネーションで話せる理由として、英語の歌をカラオケで多く歌っていたと話してくれた事がありました。パンプキンで出会った自然な英語を話せる方々の多くがこの経験をしているようですので、音楽が好きな方は挑戦してみる価値がありそうですね。


明さんは家族で青島へ遊びに行く事も多く、お母様に背中を押されながら、出会う外国人の方々にも積極的に話しかけた事も、英語へのモチベーション、英語を使う事への楽しさに繋がっていて、特にFunFunEnglishというイベントで実際に外国人と話し、自分の英語が通じる体験を早い段階で体験できた事が、より英語への興味を引き出す事に繋がったのではないかとお母様も話してくれました。パンプキン以外で英語が通じた体験も大事なんだと改めて思います。

  また小学生~中学生まで毎年スピーチに挑戦した事で、記憶力が確実に上がり、より多くの文章を覚えた事で、後に参加してくださった小学生英検対策クラス内での理解力の向上ももちろんですが、話す文章のバリエーションも確実に広がったし、学年でトップクラスの子達にも負けない特技がある事が、今でも大きな自信に繋がっていると話してくれました。

大園明さん:高円宮杯スピーチ動画
https://youtu.be/H7refmvGYBo


大園明さん(右・手前)と前回ニュースレター上でご紹介させて頂いた田中美羽さん(右・奥)の小学生英検対策時代の音読の練習風景
https://youtu.be/9H9MgYGo7QA


前回ニュースレター上でご紹介させていただいた田中美羽さんスピーチ練習動画
https://youtu.be/W48DUu4z71U


前々回ニュースレター上でご紹介させていただいた立野彩夏さんスピーチ練習動画
https://youtu.be/JET0mqT14aQ

パンプキンのスピーチコンテストに真剣に取り組み、その自信と経験をベースに英検等で更に理解できる英語のバリエーションや語彙力に磨きをかけ、しっかりとした土台を作ってから実際に様々な人々に自分の英語が通じる経験を重ねる。私が見てきたこの10年で、ネイテイブと中学生の段階でフリートークが成り立つレベルに達している多くの生徒さん達の共通事項ではないかと思います。早い段階で会話が成り立つレベルに達すると、その相乗効果でその後の会話クラスで得られるものが倍々になっていく点が、早い段階からスピーチや英検に真剣に取り組むメリットだと感じています。

そして、毎年当校で行っているスピーチコンテスト、これは普段パンプキンで学んでいる事を活かし、いつもより長めの文章を英語で「なりきって」発話する絶好の機会です。前回、皆さんに配信させて頂いた「スピーチの効果的な練習方法について」を参考に是非、理想の英語を話す自分を作り上げてみてください。


人前で英語を話す時に緊張するのは当たり前、ましてステージの上で外国語を話すと言う事はとても大変な事です。ただこれもスポーツの試合や楽器の演奏会などと同じで、何度も出るうちにだんだんと慣れてきます。失敗が多い事も含めて、何事も経験が私たちの成長を加速させてくれると私達は考えています。挑戦し、失敗して、みんなで上達しましょう!