ズームによるオンラインレッスンを始めてみて

ズームによるオンラインレッスンを始めてみて

    先ずはたくさんの方にオンライン授業に参加していただき本当にありがとうございました。色々と大変な部分もありますが、たくさんの生徒さん達に新しい体験を楽しんでもらえているようで嬉しく思っています。


今回は、実際にオンラインで授業をやってみて感じたことについて書きたいと思います。それはZOOM等を使って授業を行ってみると、環境によって授業から得られるものに差がつくのではないかということです。なぜならWiFi環境や使っているパソコン、カメラ、マイクの質が良いかどうかで受けられる授業の快適さが決まってしまうからです。


例えば私の授業の場合、英検の面接の問題や文章を画面で生徒さん達と共有した時に、環境の良いパソコンを使用した生徒さん達はそれを見ながら快適に授業を受ける事が出来たようでした。一方でスマホを使用した生徒さん達は一時間弱、小さい画面で、小さい文字を読むのは大変だったと教えてくれました。さらにスマホの固定器を持っていない生徒さんは、それを手で持ちながらやるわけで、途中から明らかに疲れている生徒さんもいました。大学ではもっと長い授業をほとんどオンラインで行っているみたいですが、先生の授業形式次第で、その環境が学習成果に大きく影響しかねないでしょう。


アフターコロナをめぐり、様々な分野でオンライン教育、リモート・テレワークについて議論がされていますが、特に公教育にオンライン関連を持ち込む時、こういった意味での公平さを担保するのは本当に難しいのではないでしょうか。それでも時代の流れは止まらず、これから生活様式が変化していく事は間違いないようですし、この動きが加速化していく事も予想できます。


英会話のみならず、次世代が生きていくうえで役に立つ引き出しを増やしてあげるにはどうしたらよいのか?自分の子供がその変化の中でアドバンテージを取り、不利なく、自信を持って生きていけるように環境を整えてあげるにはどうしたらよいのかを皆さんと考えながら、パンプキンの中で活かしていけたらいいのかなと思っています。また僕自身、幼い娘を持つ親として、こういった経験が将来彼女の役に立つ事を期待しています。


ふまえて今回も結局結論は、直接対面した中でしか感じられない空気感や雰囲気があるという事。その中でしか学べないものも確実に多くあるため、オンライン授業に完全に移行する事はないですし、パンプキンの教育の形は、必ず少人数制の外国人講師による直接指導を大事にしていかなければと感じています。英検対策もコロナの影響で6月末に延期され、対策を21日まで延長して行ってきました。うまく説明できませんが、同じ場所にいるからこそ生まれる笑い、空気感、対話のテンポがあり、そしてそれらがあるため複数人が能動的に学ぶことが可能で、それが生徒達をモチベーションの波へ乗せていく事を感じているので、私たちもこれまで通り直接教える事を大事にしていこうと思っています。


その上で補助的にではありますが、次世代への準備、オンライン授業編を続けていきたいと思います。宮崎の子供たちにも少しでも多くの機会を創出していければいいなと思っています。

7月は第一週に7級、第二週に5・6級、第三週に8級を行う予定にしています。今回も無料で行っていきますので皆さん是非ご参加ください。英検の面接も行いますが、まだ日程・時間帯を調整中です。また後日LINEで周知いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加下さい。  

                                             スクールマネージャー 進藤有将