スピーチの効果的な練習方法について

【スピーチの効果的な練習方法について:01】

いつもお世話になっております。
本日はスピーチを覚えるコツについて少しだけお話させていただければと思い、ご連絡させて頂きます。

 例年ご参加されている方は、ご自分なりの覚える方法を確立されていると思いますので、参考程度に聞いていただければと思います。

ご紹介させて頂くのは、どの生徒さんも覚える事が出来た方法論になります。ここ数年間、様々な生徒さんの対応をしていく中で培った方法をご紹介いたします。

 先ず、生徒さん達の覚えるタイプが三つあって、聞いて覚えられる生徒さん、字を読んだ方が覚えられる生徒さん、実際に何度も口から出す事で覚える生徒さんがいらっしゃいました。それぞれに得意・不得意があるイメージです。ただ目からの情報や実際に身体や口を動かす事で覚えるのが得意なタイプの生徒さんが、やみくもにCDをただ聞いている場合もあるのではと思い、少し心配になった事がきっかけです。

そして以下の方法ですと、その全てを組み込んで行う事ができます。

 できるだけ多くの五感を同時に刺激すると覚えやすい側面もありますので、毎回覚えるのに苦労しているという生徒さんは是非、試してみてください。

1・先ずはCDを聞きます。この時、原稿を出し、聞こえている所を指さしながらシャドーイング(聞こえてきた内容を即座に復唱)するとより効果的です。

2・聞いた箇所を音読します。この時、読んでいる文章を指さしながら行うと、より効果的です。

3・実際に覚えたか、原稿を見ずに言えるかの確認をします。

以上を例えばスピーチCDの4番まで覚えているなら。

 

1・先ずはCDの5番を数回聞きます。

2・聞いた箇所まで、(ここでは1番~5番)を何度も音読します。

3・実際に覚えたか、原稿を見ずに言えるかを確認する練習をします。

4・以上を何度も繰り返し、5番まで覚えたら、6番に移行します。

上記を繰り返すと、覚えている文章も何度も繰り返し練習するので、着実に前に進んでいきます。

音読中は自分が読んでいる内容を、自分で聞いてもいるので、とてもいい練習になります。学年によってはまだ読めない生徒さんもいらっしゃると思いますが、CDを聞きながらであれば大丈夫だと思います。習慣として続けると音読力も並行して上がっていくと思いますので、是非チャレンジしてみてください。

そして自分の口から正しい順番で、何度も繰り返し声に出す事で、いい習慣が身につきます。


 聞く事も発音をしっかりと身に着ける上で大事なのですが、それにプラスアルファー的に様々な五感を刺激しながら学ぶ事もとても大事です。これは様々なリスニングの宿題にも言える事なのですが、聞いているだけは、よほど集中している場合以外は効果が薄いので注意しましょう。

 上記は非常にシンプルですが、正しく何度も繰り返すとその恩恵は計り知れません。是非、シャドーイング、そして音読にもチャレンジしてみてください。

 また例年、スピーチコンテストで賞を取っている生徒さん達は、皆さん英語が聞き取りやすいという共通点があります。週に一回でいいので、スマホで動画を撮るか、ボイスメモ機能で、自分のスピーチがどのくらい聞き取りやすいかを客観的に確認すると非常に効果的です。

 まだ小学生低学年以下の生徒さん達は自分では中々そこまで意識する事が難しいかもしれませんので、特に保護者様にご協力いただければ幸いです。スピーチの時の姿勢なども普段から練習頂ければと思います。

 日本にいながら英語に特化した幼稚園等にも通わず、パンプキンの内容だけで帰国子女さながらの英語力を身に着けたある生徒さんは、上記を続け、徐々に自分自身の英語の話し方を、自分の理想とする発音と雰囲気に近づけていったそうです。継続する事で実際に外国人さながらの話し方が身につき、普段の会話クラスで使う英語もそのスピーチのクオリティに徐々に近づいていったのを見ていたので間違いありません。お勧めです。

【スピーチの効果的な練習方法について:02】ではニュースレターでもご紹介させて頂いた先輩達のスピーチの動画と彼女達の上達の秘訣についてお伝えできればと思います。是非今回のスピーチ練習のモチベーションアップにご活用いただければ幸いでございます。今週中には書きます!

 それでは今後とも皆さんが英語を本当に話せるようになるために、何を行っていけばいいのかを共有していければと思います。お忙しいところ恐縮ですが、コロナもまた増えだしている中でご家庭で過ごす時に、是非上記を意識して英語のスピーチに取り組んで頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。

パンプキンイングリッシュスクール マネージャー
進藤 有将